本文へスキップ

教育方針policy

方針

教育方針イメージ

解き方を覚えることより,
理解すること
理解することより,
理解する能力を身に付けること
未来に生きる能力を育てることを
目指します

具体例

@ ミハジの公式は使わずに指導します。
 速さと道のりの問題では,なぜ割るのか,なぜかけるのか,それが自然に分かる力をつけてほしいと思っています。ところが,便利なミハジの公式を使うのは子供から理解のチャンスを奪ってしまいます。「速さ・時間・道のり」の関係をまったく理解しないままに通り過ぎることができてしまうからです。少し時間はかかりますが,できるだけ「ミハジの式」を使わず,「速さ・時間・道のり」の関係を理解してもらいたいと思っています。また,そのことで「覚えるのではなく,理解する」習慣が身に付き,中学での圧力・密度・電気の計算問題が簡単に解けるようになります。
A 教えるのを我慢して指導しています。
 指導者は,生徒にかっこよく解き方を教えたいものです。しかし,そこは我慢しなければなりません。生徒が自らの力で解答に近づくのを,時間の許す限り待ちます。解けない子には,ヒントを小出しにして導きます。能力をつけるためには,自分の力で答にたどり着くことが大切だからです。そして,彼らが自分で見つけた解法が一般的ではなくても大切にします。自分で解くこと,それが未来に活きる力になります。これは大学受験生でも同じです。分かりやすい講義を聴いて,分かった・・・つもりになるのはとても危険です。自分で考えて1つ1つの問題を丁寧に解いていく,その中で力がつきます。高校数学では,理解することと,解けるようになることの間には大きな差があると思っていください。